ルーマニア家電大手アルクティクが生産停止、コロナ感染拡大で

トルコ家電大手アルチェリクのルーマニア子会社アルクティクが18日、社内で新型コロナウイルス感染が拡大していることを受けて、本社工場の稼働停止に追い込まれた。25日から冷凍庫の製造は再開しており、来月2日からは冷蔵庫の生産ラインも再稼働する予定だ。

同社では7日に最初の感染者が見つかり、その数は18日までに66人に拡大した。いずれも無症状だったという。稼働停止に伴い、同工場で働く4,000人は全員自宅待機となった。

アルクティクは首都ブカレストの北西70キロメートルほどに位置するガエシュティに本社を構え、国内向けに「アルクティク」、主に輸出向けに「ベコ」、「グルンディヒ」ブランドの冷凍庫や冷蔵庫を手がける。

昨年10月にはガエシュティと同じドゥンボヴィツァ県のウルミで洗濯機工場が稼働した。同工場の年産能力は220万台に上る。

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