スイスに本拠を置く国際的経済研究機関の世界経済フォーラムが3日発表した最新の世界の競争力ランキングで、欧州ではスイスが前年に続いて1位となったほか、ドイツなど計6カ国がトップ10に入った。
同ランキングは世界の144カ国・地域の競争力を経済環境、インフラ整備状況、技術革新力、教育・医療水準など幅広い項目にわたって指数化し、総合的に評価するもの。2014版の報告書では、1位はスイス、2位はシンガポールで、前年と変わらず。3位に前年5位だった米国が入った。以下、4位フィンランド、5位ドイツ、6位日本、7位香港、8位オランダ、9位英国、10位スウェーデンの順で10以内に入った。日本は前年からランクを3つ上げた。
EUではギリシャが81位で最下位だったが、順位は前年の91位から急浮上した。労働市場の改革、財政赤字の改善が大きな要因となった。