ヴァージン航空が人員を追加削減、コロナ禍前の半数に

新型コロナウイルス感染拡大で経営難に陥っている英ヴァージン・アトランティック航空は4日、従業員1,150人を削減すると発表した。同社は5月に3,150人削減を発表したばかり。追加の人員整理によって、従業員数はコロナ禍前の約1万人から半減する。

ヴァージンはコロナ禍に伴う大幅な運航縮小で売り上げが急減し、経営危機に直面しているが、英政府から支援を拒否され、厳しい状況が続いていた。同日には債権者、株主による12億ポンド規模の支援が実施された。しかし、当面は運航を全面的に再開できず、2021年の売上高は19年の半分程度にとどまると見込まれることから、存続のため人員の追加削減に踏み切る。

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