20年の独GDP5%減、11年ぶりマイナス成長に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2020年の国内総生産(GDP、速報値)は物価調整後の実質ベースで前年比5.0%減となり、11年ぶりに縮小した。成長率は世界金融危機に見舞われた2009年のマイナス5.7%に次ぐ戦後2番目の低水準。新型コロナウイルス感染拡大で経済活動が大幅に停滞したことが反映された格好だ。

GDPを項目別でみると、経済成長をこれまでけん引してきた個人消費が6.0%減となり、戦後最大の落ち込みを記録。このほか設備投資が12.5%減、輸出が9.9%減、輸入が8.6%減と大幅に縮小した。

上部へスクロール