欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/9/22

東欧・ロシア・その他

タカタ、ハンガリー政府と戦略的提携

この記事の要約

自動車部品のタカタは16日、ハンガリー政府と戦略的パートナーシップ協定を締結した。同国北部ミシュコルツでの新工場稼働を控え、政府が同社の投資を重視していることを改めて確認した形だ。政府高官によれば、協定締結はハンガリーを […]

自動車部品のタカタは16日、ハンガリー政府と戦略的パートナーシップ協定を締結した。同国北部ミシュコルツでの新工場稼働を控え、政府が同社の投資を重視していることを改めて確認した形だ。政府高官によれば、協定締結はハンガリーを欧州における生産・研究開発の中心地に育てる政府の方針に沿うもので、タカタは年間売上高の4.5%を研究開発に支出することになるという。

タカタは昨年11月、ハンガリーで初となる生産拠点をブダペストの北東約180キロに位置するミシュコルツに設置すると発表した。来月にも操業を開始し、最大1,000人を雇用する。欧州の自動車メーカーにエアバッグおよび部品を供給する。

投資総額は6,830万ユーロで、外国企業によるグリーンフィールド投資として2011年の独ダイムラーのケチケメート工場に次ぐ規模だ。