ネット通販大手の米アマゾンは1月27日、ポーランド語サイトの開設に向けた準備を進めていることを明らかにした。同社によると、これまで同国の利用者はドイツ語サイトで注文する必要があったが、今後は現地語で注文できるようになる。
同社は2014年にポーランドに進出。現在までに9つの物流センターを設置してきたものの、これらは主にドイツ市場向けで、国内の消費者はドイツなど国外のアマゾンのサイトで購入する必要があった。
アマゾンのポーランド語サイトが開設されることで、同国のネット通販最大手アレグロとの競争が激化するとみられている。このため一部にはアレグロが送料無料サービスを拡大する必要が出てくるとの見方がある。
アレグロは昨年10月にワルシャワ証券取引所に上場した。同社の株価はアマゾンの発表後7.0%下落した。