電機大手のフィリップス(オランダ)は23日、組織再編計画を発表した。ヘルスケア部門とライフスタイル家電部門を新設する新会社「ヘルステック」に統合。照明部門は分離して独立企業とする。これらの措置により、コストを2015年に1億ユーロ、16年に2億ユーロ削減する。
ヘルステックは売上高が150億ユーロ、照明分野の新会社は同70億ユーロで、両社とも「フィリップス」の名を冠した企業となる。照明の新会社についてフィリップスは「資本市場に直接アクセスし、これまでとは異なる出資者構造を持つ」企業とする考えを表明しており、新規株式公開(IPO)を実施する意向だ。