独化学大手のランクセスは1日、有機革化学事業を米投資会社ブラック・ダイアモンド・キャピタル・マネージメント傘下の独TFLレーダーテヒニクに売却したと発表した。ランクセスは昨年1月、クロム化学品事業を中国の兄弟科技に売却したばかり。今回の取引で革化学事業からの撤退を完了した。
売却額は最大1億1,500万ユーロ。ランクセスは2021年9月末までに約1億ユーロを受け取る。その後3年間の対象事業の業績に応じて1,500万ユーロが上乗せされる。TFLはランクセスの有機革化学事業の債務と従業員(420人)を引き受ける。