ロシアの樹脂加工最大手ポリプラスチックはこのほど、ベラルーシのプラスチック管メーカー、スロヴェチノ=ベルを買収したと発表した。取引金額は公表されていない。
1992年設立のスロヴェチノ=ベルはミンスクに本社を構え、ポリエチレン(PE)やポリ塩化ビニル(PVC)管の開発・生産を手がける。従業員数は260人で、床面積は生産スペースが2,300平方メートル、倉庫が4,000平方メートルとなる。
ポリプラスチックは熱可塑性樹脂コンパウンドやポリエチレン管の製造でロシア最大手。グループ全体で国内外に20カ所の生産拠点を持ち、従業員数は約7千人、年間の売上高は約10億ユーロとなる。事業拡大戦略を積極的に進めており、同社が2013年3月に買収した英国のプラスチック管・継手メーカーのレイディアス・システムズは今年4月にラトヴィアの同業エヴォパイプを買収。9月にはオーストリアのプラスチック管製造会社KEケリトとの合弁会社設立を発表している。