ロールスロイスとバブコック、給油機会社の株式売却

英エンジニアリング大手のロールスロイスとバブコック・インターナショナル・グループは13日、英空軍の空中給油機を保有するエアタンカー・ホールディングスの株式を売却すると発表した。コロナ禍による業績不振で膨らんだ債務の圧縮が目的。売却額は合わせて3億1,500万ポンド(約480億円)に上る。

ロールスロイスとバブコックは、それぞれエアタンカー・ホールディングスの株式23.1%、15.4%を英インフラファンドのエクイティクス・インベストメント・マネジメントに売却する。売却額はロールスロイスが1億8,900万ポンド、バブコックが1億2,600万ポンド。

エアタンカー・ホールディングスはイギリス空軍の空中給油機ボイジャーを保有する民間企業。ロールスロイス、バブコックのほか欧州エアバス、仏防衛・電子機器大手タレスが出資している。今回の株式売却は、英国防省などによる承認が必要となる。

ロールスロイスとバブコックは、ボイジャーの運用を担う民間企業エアタンカー・サービシズの株式23.5%を保有している。同株式は今後も維持する。

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