EU、カタールと航空協定締結

EUとカタールは18日、包括的な航空自由化協定を締結した。これによってEUとカタールの航空会社は両地域を結ぶ直行便を便数制限なしに自由に運航できるようになる。EUと湾岸諸国との同協定は初となる。

EUではドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギーを除く加盟国がカタールと個別に航空協定を結び、直行便運航が自由化されていた。今回の協定によって自由化が全加盟国に拡大する。ドイツなど5カ国については、24年までに段階的に自由化を進める。

これまでにEUは米国、カナダ、西バルカン諸国、モロッコ、ジョージア、ヨルダン、モルドバ、イスラエル、ウクライナと包括的な航空協定を締結済み。6月には東南アジア諸国連合(ASEAN)と協定で合意した。欧州委員会によると、数週間以内にチュニジア、アルメニアと締結する見込みだ。