メルセデスベンツ、レベル3自動運転システムを当局が承認

独ダイムラーの乗用車・商用車子会社メルセデスベンツは9日、同社が開発した「レベル3」の自動運転システム「ドライブ・パイロット」がドイツ連邦陸運局(KBA)からシステム承認を受けたと発表した。国連・欧州経済委員会(ECE)の「高速道路等における運行時に車両を車線内に保持する機能を有する自動運行装置に係る基準(UN-R157)」を満たしており、同システムの搭載車はECE加盟国のほか日本や韓国でも、国内法で認められれば公道を走行できるようになる。UN-R157のレベル3を満たした自動運転システムは初という。

メルセデスはドライブ・パイロットを来年上半期から、旗艦モデル「Sクラス」でオプション販売する。ドイツでは道路交通法でレベル3の自動運転がすでに認められていることから、ドライバーは同システムを使用することができる。高速道路で車が混雑し走行速度が時速60キロ以下であれば、運転をシステムに任せ、オンラインショッピングやメールのやり取りなど他の作業を行えるようになる。

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