ユーロ圏景況感、12月は5月以来の低水準

欧州委員会が7日に発表したユーロ圏の2021年12月の景況感指数(ESI、標準値100)は115.3となり、前月の117.6から2.3ポイント下落した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大、物価急上昇への懸念が反映されたもようで、5月以来の低水準に後退した。

ESIの低下は2カ月連続。分野別では社会・経済活動の制限でおおきな影響を受けるサービス業が7.1ポイント、小売業が2.6ポイント、消費者が1.5ポイントの幅で低下した。製造業は0.6ポイント、建設業は1.2ポイント上昇した。

EU27カ国ベースのESIは前月を2.1ポイント下回る114.5。主要国はドイツが2.8ポイント、フランスが2.1ポイント、イタリアが1.6ポイント、スペインが0.8ポイントの幅で悪化した。

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