フォルクスワーゲン(VW)グループのチェコ子会社であるシュコダ自動車は6日、地元IT企業のエトネテラグループと合弁会社「グリーンコード」を設立すると発表した。2030年までにデジタル転換を推進するシュコダの戦略の一環で、顧客サービスの向上と次世代の電気自動車(EV)向けソフト開発を行う。
シュコダとエトネテラはこれまでに、スマートフォンアプリの「MySKODA」と「SKODA plus」の共同開発など良好な提携関係を築いていた。合弁会社を通じてエトネテラのITノウハウと迅速で質の高いサービスを取り込み、ユーザーの利便性を重視した製品の開発と、業務プロセスの効率向上を目指す。
グリーンコードはプラハに拠点を構え、数年内にソフト開発やユーザーインターフェース設計などのITエキスパートを最大200人雇用する計画だ。シュコダの車両エコシステム、車両モバイルアプリ、ウェブポータル向けに最適なソフトの開発に取り組む。