EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で30.6%の上昇となった。原油や天然ガスなどエネルギーの価格高騰が物価を大きく押し上げる状況が続いている。(表参照)
上昇率は前月の26.3%を上回った。分野別ではエネルギーが85.6%、中間財が20.2%、資本財が5.7%、耐久消費財が6.7%、非耐久消費財が6.0%だった。
EU27カ国ベースの上昇率は30.3%。主要国はスペインが35.7%、ドイツが24.9%、フランスが22.2%となっている。