ユーロ圏景況感が大幅悪化、ウクライナ侵攻で

欧州委員会が3月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は108.5となり、前月の113.9から5.4ポイント低下した。ロシアのウクライナ侵攻で景気の先行き不透明感が広がり、大幅に後退した。

景況感の悪化は2カ月ぶり。分野別ではとくに消費者が9.9ポイント低下と大きく落ち込んだ。製造業は3.7ポイント、小売業は5.3ポイント、建設業は0.1ポイントの低下だった。サービス業は唯一改善し、1.5ポイント上昇した。

EU27カ国ベースのESIは前月を5.3ポイント下回る107.5。主要国はフランスが7.1ポイント、スペインが6.5ポイント、ドイツが4.3ポイント、イタリアが2.6ポイントの幅で悪化した。

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