欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/10/27

西欧

独カールシュタット、6店舗閉鎖へ

この記事の要約

独デパート大手のカールシュタットは23日の監査役会で、国内6店舗の閉鎖を決定した。前オーナーのニコラス・ベルグラン氏は8月、経営再建の失敗を受けて同社をオーストリアの投資家レネ・ベンコ氏の投資会社シグナに売却しており、店 […]

独デパート大手のカールシュタットは23日の監査役会で、国内6店舗の閉鎖を決定した。前オーナーのニコラス・ベルグラン氏は8月、経営再建の失敗を受けて同社をオーストリアの投資家レネ・ベンコ氏の投資会社シグナに売却しており、店舗閉鎖は避けられないとみられていた。

カールシュタットはデパート83店舗と、格安販売店「シュネップヒェン・センター」、若者向け店舗「Kタウン」を運営している。閉鎖する6店舗の内訳は、ハンブルクのビルシュテット地区とシュツットガルトのデパート計2店舗、ゲッティンゲンとケルンにあるKタウン計2店舗、フランクフルト・アン・デア・オーデルとパーダーボルンにあるシュネップヒェン・センター計2店舗。

同社では20カ所以上の店舗閉鎖が避けられないとみられており、閉鎖対象を今後、追加する可能性が高い。同日付で就任したヴォルフラム・カイル監査役会長は「我々は長いプロセスのスタート地点にいる」と述べ、抜本的な改革を進める意向を示した。