ルシコフ前市長の肝いりでモスクワ名物となった「はちみつ市」の会場が郊外に移されることとなった。ソビャーニン現市長が援助を打ち切ったためだ。はちみつ市は年2回、クレムリン前のマネージ展示会館およびツァリツィノ公園で行われてきたが、次回からは外環状道沿いに位置するクロカス・エキスポ(Crocus Expo)で開催される。
\モスクワ市のネメリュク商取引・サービス局長は、マネージ展示会館の用途変更と、ツァリツィノ公園会場の駐車場化が理由と説明。今後はコローメンスコエ公園で行われると話した。
\一方で、はちみつ市を主催している全国養蜂業同盟は、市内から会場を移すことを強制されたと発表。コローメンスコエ公園で開かれるのは、「国際養蜂業者協会」、「養蜂業者同盟」を名乗る団体が主催する別物だと反論している。
\はちみつ市は2月と9月の年2回、シベリア、北カフカス、ウラルなど全国から100以上の養蜂業者が集まり開かれてきた。ルシコフ前市長は熱心な養蜂家であったこともあり、2010年に罷免されるまで、はちみつ市を支援していた。次回は9月15日から10月9日まで開催される。
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