2010/1/13

チェコ・スロバキア

チェコドラッグストア上位4社、08年売上15%拡大

この記事の要約

チェコでドラッグストア市場の成長が続いている。現地の市場調査会社Incoma GfKと商業専門誌Moderni obchodの調査によると、p.k. Solventとドイツ資本の3社dm drogerie markt、ロ […]

チェコでドラッグストア市場の成長が続いている。現地の市場調査会社Incoma GfKと商業専門誌Moderni obchodの調査によると、p.k. Solventとドイツ資本の3社dm drogerie markt、ロスマン、シュレッカーの 業界上位4社は08年、合計約600店舗で前年を18億コルナ上回る137億コルナを売り上げた。衛生・ヘルスケア用品をドラッグストアで買う人の割合は1998年の4人に1人から08年には3人に1人に増えているという。

\

ロスマンの2008年売上高は21億4,400万コルナで、前年比6.5%増だった。増収は主に新店舗開設によるもので、店舗数は年末時点で前年より10店多い109店。一方、最終損失は前年の8,400万コルナから9,000万コルナに拡大し、累積赤字額は6億5,860万コルナにのぼった。激化する市場競争で他社に対抗するため、販売網の拡大やマーケティングなどへの投資を強化したことが赤字の主因としているが、今後の収益改善につながると期待している。

\

一方、160店舗を展開する競合のシュレッカーは、08年売上高が18億2,800万コルナで、前年比5,400万コルナの減収となったが、最終損益は前年の3,700万コルナの赤字から4,630万コルナの黒字に好転した。168店舗を展開するdm drogerie marktの09年9月期決算は、売上高が約2割増の47億9,300万コルナだった。(1CZK=5.1JPY)

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |