2010/1/13

ロシア

12月のサービス部門PIM、前月比で0.1p上昇

この記事の要約

ロシア対外貿易銀行(VTB)の投資銀行部門であるVTBキャピタルが6日発表した2009年12月のサービス部門購買担当者指数(PMI)は53.4となり、前月から0.1ポイント上昇した。中央銀行による相次ぐ利下げで、金利が過 […]

ロシア対外貿易銀行(VTB)の投資銀行部門であるVTBキャピタルが6日発表した2009年12月のサービス部門購買担当者指数(PMI)は53.4となり、前月から0.1ポイント上昇した。中央銀行による相次ぐ利下げで、金利が過去最低の水準に下落していることがサービス需要を押し上げたためと説明している。

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リーマンショックの影響で1998年の通貨危機以来の不況に見舞われたロシア経済は、政府による景気刺激策の効果などで持ち直しつつある。11月の小売売上は前年同月比6.4%減となったものの、10月の8.4%減から減少のペースが鈍化した。プーチン首相は12月30日、09年の経済成長率は8.5%のマイナスとなるものの、今年は3%のプラス成長が見込めると発表している。

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VTBキャピタルのアナリスト、ストラノワ氏は「市場環境の改善で、景況感は06年11月以来の高水準にまで回復している」と述べる一方で、サービス業の成長は小幅に止まっていると指摘。燃料費の高騰や就業者数が15カ月連続で減少していることなどを挙げ、サービス部門の成長は今後鈍化する可能性があるとの見方を示した。

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