2010/1/13

CIS諸国

トルクメニスタン、中韓UAEの企業にガス田開発技術を発注

この記事の要約

トルクメニスタン政府は12月29日、同国最大の天然ガス田である南ヨロテンガス田の開発に関して、アラブ首長国連邦(UAE)、中国、韓国の企業に掘削工事およびプラント建設を発注したと発表した。発注規模は総額で97億4,000 […]

トルクメニスタン政府は12月29日、同国最大の天然ガス田である南ヨロテンガス田の開発に関して、アラブ首長国連邦(UAE)、中国、韓国の企業に掘削工事およびプラント建設を発注したと発表した。発注規模は総額で97億4,000米ドルに上る。トルクメニスタンは中央アジア経由で天然ガスを中国に輸出するパイプラインを開通させたばかり。大規模ガス田の開発にアジア企業を参画させ、資源輸出でロシアへの依存度引き下げを加速する。ブルームバーグなどが報じた。

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南ヨロテンガス田の天然ガス推定埋蔵量は14兆立方メートルで、世界で4番目に大きいとされる。政府は年産約300億立方メートルを予定しており、今回の契約では、国営の中国石油天然ガス集団(CNPC)に年100億立方メートル、UAEのGulf Oil & Gas FZEに年200億立方メートルを生産するための掘削工事を発注した。発注額はそれぞれ31億3,000万ドル、11億5,000万ドルに上る。

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また、UAEのペトロファク・エレミーツと韓国の企業連合(LGインターナショナルと現代エンジニアリング)にはガス処理プラントの建設を発注。発注規模はそれぞれ39億8,000万ドル、14億8,000万ドルで、各プラントは年100億立方メートルのガスを処理する。ペトロファクとの契約には200億立方メートルのガス生産向けのインフラ整備、パイプライン敷設も含まれる。

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