ルーマニアの自動車ディーラー約400社のうち、少なくとも38社が2009年中に倒産した。同国自動車製造・輸入業者連合会(APIA)のBrent Valmar副会長がこのほど明らかにした。
\ディーラーの倒産続出には、金融危機による銀行の貸し渋りで資金調達が困難になったことや、自動車リース会社がリース価格を大幅に引き下げるなどで新車販売が低迷したことが影響した。また国内自動車保険会社が顧客に非公認の修理工場を紹介するケースが多く、ディーラーのアフターサービス事業も伸びていないという。
\Valmer副会長は今年の新車販売台数について、「良くて昨年並み(11万5,000台うち1万4,000台が再輸出)」としつつ、新車買い替え奨励制度の終了で8万5,000台程度まで落ち込む可能性があると予測する。仏ルノー傘下で国内自動車最大手ダチアのConstantin Stroe副会長は、前年比7.8%減の10万6,000台と見込んだ。
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