2010/2/3

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

銀行最大手BCR、企業向け貸出金利引き下げ

この記事の要約

ルーマニア銀行最大手のルーマニア商業銀行(BCR)が、企業向け貸付金利を1日付で引き下げた。2008年秋のリーマン・ショック以降、多くの企業が高金利や財務内容の悪化などの理由で銀行融資を受けにくい状況にあったが、年初には […]

ルーマニア銀行最大手のルーマニア商業銀行(BCR)が、企業向け貸付金利を1日付で引き下げた。2008年秋のリーマン・ショック以降、多くの企業が高金利や財務内容の悪化などの理由で銀行融資を受けにくい状況にあったが、年初には中央銀行が政策金利を0.5ポイント引き下げて年7.5%としており、企業にとって資金を調達しやすい環境になってきた。

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BCRのショイスヴォール副社長は、「金利引き下げと景気促進策の両面で、景気のテコ入れに全力で取り組む必要がある」と、貸付金利引き下げの理由を説明した。

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現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』によると、BCRは貸付コストを計算する際の指標となる基準金利を引き下げる。新規契約のみを対象とした固定金利の場合、2%引き下げて最低年11.5%とする。一方、新規・既存貸付のいずれにも適用される変動金利は1%引き下げる。基準金利は資金調達方法やローンの契約期間によっても異なり、顧客それぞれの信用リスクを考慮した利ザヤが上乗せされて、最終的に貸付金利が決まる。

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