2010/2/3

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア、2010年経済予測を上方修正

この記事の要約

ブルガリア財務省は、2010年の国内総生産(GDP)の成長率予測をこれまでのマイナス2%からプラス0.3%に上方修正した。財政安定化政策や脱税防止措置などの成果が出始めているといい、ジャンコフ財務相は「楽観的に見ればプラ […]

ブルガリア財務省は、2010年の国内総生産(GDP)の成長率予測をこれまでのマイナス2%からプラス0.3%に上方修正した。財政安定化政策や脱税防止措置などの成果が出始めているといい、ジャンコフ財務相は「楽観的に見ればプラス1%に達する」と強気の見通しを示した。ガラス、食品、化学など製造業が経済成長をけん引、歳入増加が期待できるとしている。

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経済成長見通しは、このほど欧州委員会に提出した2009-12年の「経済収れんプログラム」の中で明示された。同プログラムは、欧州単一通貨ユーロの導入に向けて政府が財政・経済政策を提示したもので、医療、教育、社会問題を含めた16分野の向こう3年間の改革案が盛り込まれた。財務省は債務削減のため、公債償還・利払い費用を対GDP比で1%以下に、政府保証債務を同2%以下にそれぞれ抑えるという目標を掲げる。ジャンコフ財務相は「財政赤字ゼロを達成できれば増税の必要はない」としたうえで、現行20%の付加価値税率を11年に2%、12年にさらに2%引き下げる可能性を示唆している。一方、社会保険料率は13年の現政府任期満了までに5%低減したい考えだ。

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政府はまた、ユーロ導入の前段階である欧州為替相場メカニズム(ERM2)への参加を優先課題とし、2010-11年の単年度財政赤字ゼロの実現と、通貨レフの相場をユーロに固定する現行のカレンシーボード制の保持を約束している。

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