2010/2/10

ポーランド

石油最大手PKNオルレン、09年第4四半期は赤字

この記事の要約

ポーランドの石油最大手PKNオルレンは2日、2009年10-12月期の最終損益(速報値)が1億ズロチ(3,510万ユーロ)の赤字になったと発表した。精製マージンが1バレル当たり2.2米ドルと、前年同期の7.7ドルから71 […]

ポーランドの石油最大手PKNオルレンは2日、2009年10-12月期の最終損益(速報値)が1億ズロチ(3,510万ユーロ)の赤字になったと発表した。精製マージンが1バレル当たり2.2米ドルと、前年同期の7.7ドルから71%も下落したことに加え、ウラル原油とブレント原油のスプレッド縮小や為替差損などが収益を圧迫した。

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10-12月期の原油生産量は660万5,000トンで、前年同期から6%減少した。販売量を部門別で見ると、小売部門がポーランド国内とドイツの販売好調で前年同期比7%増の152万4,000トンに、石油化学部門も肥料の販売が伸びて21%増の125万トンにそれぞれ拡大。一方、精製部門は3%減の565万8,000トンに後退した。

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またPKNオルレン傘下でチェコ石油最大手のUnipetrolは、09年10-12月期の原油生産量が前年同期比2%減の108万7,000トン、石油精製品の販売量が5%減の74万6,000トンにそれぞれ減少した。石化製品の販売量は21%増の44万4,000トンだった。

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