2010/2/17

チェコ・スロバキア

シュコダ自、主力車を約2割減産

この記事の要約

独フォルクスワーゲンのチェコ子会社シュコダ自動車が、主力モデル「オクタビア」の減産に踏み切る。同社が現地メディアに11日明らかにしたところによると、チェコ北部ムラダー・ボレスラウ工場で行う同モデルの1日あたり生産台数を5 […]

独フォルクスワーゲンのチェコ子会社シュコダ自動車が、主力モデル「オクタビア」の減産に踏み切る。同社が現地メディアに11日明らかにしたところによると、チェコ北部ムラダー・ボレスラウ工場で行う同モデルの1日あたり生産台数を574台から441台に縮小する。3月から実施し、今年末まで減産を継続するという。

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「オクタビア」は、同社の2009年全世界販売台数68万4,226台のうち約4割に当たる27万3,590台を占め、最も販売台数が多いモデル。だが、09年に新車需要喚起のため西欧主要各国が実施した買い替え奨励策が、昨年末から今年にかけて廃止または規模縮小となったのに伴い、注文が大きく落ち込んでいるという。「オクタビア」減産で同社は、組立、溶接、塗装、物流管理の各部門で派遣従業員を中心に計300人の人員を削減する方針だ。

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同社は2月から、小型MPV「ルームスター」、小型車「ファビア」の減産を実施。「ルームスター」はシフトを減らしたうえで今年末まで週4日以下の稼働に、「ファビア」も3月末まで週4日の生産に落とすとしている。両モデルの減産に伴う人員削減、減給などはないという。

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