2010/2/24

チェコ・スロバキア

CSSD、財政安定協定を提案

この記事の要約

チェコの最大野党、社会民主党(CSSD)のパロウベク党首は16日、財政安定協定を提案し、他党に署名を求めたことを明らかにした。財政赤字を段階的に縮小し、2018年までに収支均衡を達成することを目標に掲げている。\ 今回C […]

チェコの最大野党、社会民主党(CSSD)のパロウベク党首は16日、財政安定協定を提案し、他党に署名を求めたことを明らかにした。財政赤字を段階的に縮小し、2018年までに収支均衡を達成することを目標に掲げている。

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今回CSSDが提案した財政安定協定では、◇10年度の財政赤字は予算案見込みの1,630億コルナを超えない◇緊縮策により2013年までに財政赤字を対国内総生産(GDP)比で3%以下に抑制する◇追加支出を求める場合は、常に財源を明らかにする――などが盛り込まれている。

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この提案についてヤノタ財務相は、CSSDの圧力で10年度予算の財政支出が膨らんだことに言及し、「議会で支出の増額を要求しておきながら、財政引き締めを主張するのはおかしい」と批判。一方、与党市民民主党(ODS)のトポラーネク党首は、CSSDが議会に提出している法案のうち、財政赤字の拡大につながるものを全て取り下げた上で、ODSが策定した財政規律法案の内容を協定に盛り込むのであれば、署名する用意があると述べた。キリスト教民主連合(KDU-CSL)のスボボダ党首は、「わが党は従来から財政規律の重要性を訴えており、同じ内容の協定に署名する必要はない」とコメントした。

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