2010/2/24

ロシア

1月の鉱工業生産、7.8%増

この記事の要約

ロシア国家統計局(ロススタット)が15日発表した1月の鉱工業生産は前年同月比で7.8%増となり、3カ月連続で前年を上回った。世界的に景気が回復し、石油などコモディティー需要が増加していることが貢献した。前月比では20.4 […]

ロシア国家統計局(ロススタット)が15日発表した1月の鉱工業生産は前年同月比で7.8%増となり、3カ月連続で前年を上回った。世界的に景気が回復し、石油などコモディティー需要が増加していることが貢献した。前月比では20.4%の大幅減となったが、ロススタットでは、1月は10日間の正月休みがあったためと説明している。

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品目別では乗用車と機関車が前年同月から3倍近くの伸びを示した一方、建材や家具は減少した。投資会社Otkrytie Financialのエコノミスト、ナイデノワ氏は、政府が昨年実施した総額1兆2,000億ルーブルの経済危機対策が、鉱工業生産の押し上げに貢献したと分析。「景気は外需主導で改善に向かっているが、内需も徐々に回復の兆しを見せている」と指摘した。

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政府は昨年末に発表した経済見通しで、2010年の鉱工業生産は前年比2.8%増、固定資本投資は2.9%増と予測している。09年は鉱工業生産が10.8%、固定資本投資が17%のそれぞれマイナスだった。

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