2010/3/17

ハンガリー

MOL、イラク北部で油田発見

この記事の要約

ハンガリーの石油ガス大手MOLは9日、イラク北部で油田の探鉱に成功したと発表した。声明によると、クルディスタン地域のAkri-Bijeel鉱区に試掘井「Bijell-1」を掘削し、深度3,646~3,831メートルで油ガ […]

ハンガリーの石油ガス大手MOLは9日、イラク北部で油田の探鉱に成功したと発表した。声明によると、クルディスタン地域のAkri-Bijeel鉱区に試掘井「Bijell-1」を掘削し、深度3,646~3,831メートルで油ガス田を発見。生産テストにより日量3,200バレル、API度18の超重質原油と、日量93万3,000基準立方フィート(scf)の付随ガスを確認した。今後は埋蔵量の評価・検討を実施し、深度4,330メートルで掘削を実施する。

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MOLは2007年にクルディスタン地域政府とAkri-Bijeel鉱区における生産物分与契約を締結した。MOLは同鉱区の権益80%を保有しており、残り20%は英資源開発会社ガルフ・キーストーン・ペトロリアム(GKP)が持つ。今年末には試掘井「Bekhme-1」で探鉱を行う計画だ。MOLはクルディスタンのShaikan鉱区でもGKPと共同で探鉱を行っている。今年1月に発表した最終評価報告書によると、同鉱区の埋蔵量は19億~74億バレルと推定される。

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