2010/3/17

ロシア

ロシア肥料大手、インド2社と長期供給契約

この記事の要約

リン酸系肥料でロシア最大手のフォスアグロは12日、インドの肥料大手2社と長期供給契約を結んだ。2012年までの3年間にわたり、リン酸二アンモニウム(DAP)を年約130万トン供給するもので、取引金額は15億米ドル。インド […]

リン酸系肥料でロシア最大手のフォスアグロは12日、インドの肥料大手2社と長期供給契約を結んだ。2012年までの3年間にわたり、リン酸二アンモニウム(DAP)を年約130万トン供給するもので、取引金額は15億米ドル。インドのDAP輸入需要の約20%を満たすことになる。

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取引相手は、インド農民肥料公社(IFFCO)とインディアン・ポタシュ(IPL)の2社。両社は合計で、インドのDAP輸入量の7割以上を輸入している。フォスアグロは昨年も両社に120万トンを供給する契約を締結。取引額は約5億ドルとされる。DAPの市場価格は09年のトン当たり300ドル程度から現在は500ドル近辺まで回復しているが、価格面でフォスアグロが譲歩したもようだ。

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フォスアグロの肥料年産能力は380万トン以上だが、今年だけで100億ルーブル以上を投資し、生産拡大を図る計画。英字紙『モスコウ・タイムス』によると、2008年の売上高は950億ルーブル。(1RUB=3.1JPY)

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