2010/3/24

ポーランド

ポーランドPGNiG、09年営業益66%増

この記事の要約

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)が22日発表した2009年通期決算は、営業利益が前年比66.6%増の13億3,377万ズロチに拡大した。純利益は39.0%増の12億361万ズロチ。原料となるロシアからの天然ガス […]

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)が22日発表した2009年通期決算は、営業利益が前年比66.6%増の13億3,377万ズロチに拡大した。純利益は39.0%増の12億361万ズロチ。原料となるロシアからの天然ガス輸入価格が下落した一方、国内向けガス販売価格が9%上昇し、大幅な増益を達成した。売上高は4.7%増の192億9,044万ズロチ。

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ガス生産量は41億立方メートル。今年の目標は43億立方メートルで、開発を進めている国内西部の油ガス田Lubiatow-Miedzychod-Grotowは計画を1年前倒しし、2012年の生産開始を目指す。この実現のため10億ズロチ規模の投資を計画しており、今年後半にユーロ債の発行を視野に入れているという。

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同社は決算発表に先立ち、協議が長引いているロシア国営ガス企業ガスプロムとの長期供給契約について、早ければ今月中にも合意できるとの見通しを示した。この契約は2037年まで、ガスプロムがPGNiGにガス供給を保証するもの。ポーランドは国内ガス需要のうち、65~70%をロシアから輸入している。(1PLN=31.2JPY)

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