2010/3/31

ポーランド

米ゴールドマン、ポーランド支店開設へ

この記事の要約

米金融大手ゴールドマンサックス(GS)がポーランドに支店を開設する準備を進めている。同国では政府が資産の売却・証券化を加速させており、ビジネスチャンスの拡大が見込めると判断した。25日付けのブルームバーグが報じた。\ G […]

米金融大手ゴールドマンサックス(GS)がポーランドに支店を開設する準備を進めている。同国では政府が資産の売却・証券化を加速させており、ビジネスチャンスの拡大が見込めると判断した。25日付けのブルームバーグが報じた。

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GSフランクフルト支店の広報担当であるシャラー氏は電話インタビューで、「ポーランドの経済力と規模は魅力的で、市場の潜在性も高い」とコメント。一方、ポーランドでGSの広報業務を担当するNBSのクライエフスカ氏は、GSが24日、英金融サービス機構(FSA)にワルシャワ支店の開設を正式に申請したことを明らかにした。ポーランド支店が開設されれば、GSの欧州・中東・アフリカ地域の拠点は8カ所となる。GSは昨年10月、ポーランド最大の電力会社PGEの新規株式公開(IPO)で共同幹事を務めた。

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政府は今年、資産売却により過去最大の100億米ドルの資金調達を目指しており、KGHM(銅)、Grupa Lotos(石油)、Enea(電力)、Lubelski Wegiel Bogdanka(石炭)など大手企業の政府保有株が売却対象となっている。

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ポーランドにはクレディ・スイスや墺ライフアイゼン・インターナショナル・バンクも同国で証券子会社を開設する計画を明らかにするなど、外資系大手金融機関の進出が活発化している。

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