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2010/4/14

チェコ・スロバキア

チェコ商業不動産市場に回復の兆し

この記事の要約

チェコの商業不動産投資が再び活気づいてきた。不動産コンサルティング会社King Sturgeは今年の投資総額が昨年の5億3,400万ユーロから6億ユーロに拡大すると予想している。現地英字紙『プラハ・デイリーモニター』が伝 […]

チェコの商業不動産投資が再び活気づいてきた。不動産コンサルティング会社King Sturgeは今年の投資総額が昨年の5億3,400万ユーロから6億ユーロに拡大すると予想している。現地英字紙『プラハ・デイリーモニター』が伝えた。

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King Sturgeによると、2010年1-3月期(第1四半期)の商業不動産への投資額は前年同期の6,100万ユーロから1億ユーロに増加したもよう。07年第1四半期の4億3,000万ユーロに比べると大幅に少ないが、ひとまず底を打った感があり、「市場は緩やかに回復し始めた」と判断している。今年はプラハのジェミニセンターやシティタワーなど大型オフィスビルの取引が予想されるという。

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第1四半期は一等地以外の高級物件の取引も多く、改装を目的とした中古物件の購入も増えてきた。取引は依然として国内投資家が中心で、チェコとスロバキアの商業施設開発で有力な地元不動産投資大手CPIグループが同期の高額取引を主導した。セキラ(Sekyra)グループからプラハのModrany地区のネスレ社屋を2,200万ユーロで、Betonstavから複数の店舗を1,800万ユーロで購入した。

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