2010/4/14

チェコ・スロバキア

チェコ小売大手10社、09年売上は1%減に

この記事の要約

チェコの小売大手10社の09年売上高は計3,090億コルナとなり、前年から1%、金額にして30億コルナ減少した。市場調査会社Income GfKと現地経済誌『Moderni obchod』によると、前年割れとなったのは1 […]

チェコの小売大手10社の09年売上高は計3,090億コルナとなり、前年から1%、金額にして30億コルナ減少した。市場調査会社Income GfKと現地経済誌『Moderni obchod』によると、前年割れとなったのは1993年以来初めてという。

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09年に売上高でトップだったのは大型スーパー(ハイパーマーケット)の「カウフランド」とディスカウントスーパーの「リドル」を運営するドイツのシュヴァルツグループ。売上高は590億コルナにとどまり、前年から15億コルナ減少した。

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スーパーマーケットの「Billa」とディスカウントの「ペニー」を展開する独レーヴェグループが485億コルナで2位。独競合からディスカウントチェーン「プルス」を買収したため、前年から100億コルナ増加した。3位は20億コルナ増の465億コルナとした英テスコ。4位の蘭アホールドは採算が悪いスーパー「アルバート」の20店舗、大型スーパー「ハイパーノバ」の1店舗を閉鎖し、売上高は10億コルナ減の430億コルナに低迷した。卸売スーパーの「Makro Cash & Carry」を運営する独小売最大手メトロは366億コルナ(前年395億コルナ)で5位に入った。

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国内の小売業界全体では、景気後退による需要減少と販売価格の低迷が響き、売上高は4.3%減少した。失業者が増加しており、今年も大幅な回復は見込めない状況だ。(1CZK=5.0JPY)

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