2010/4/21

総合・マクロ

蘭NWR、生産目標引き上げ

この記事の要約

中東欧で炭鉱事業を手がける蘭ニュー・ワールド・リソーシズ(NWR)は14日、2010年の原料炭の生産目標を従来の1,100万トンから1,500万トンに引き上げたと発表した。世界的な景気回復で原料炭の需要が増加し、価格も上 […]

中東欧で炭鉱事業を手がける蘭ニュー・ワールド・リソーシズ(NWR)は14日、2010年の原料炭の生産目標を従来の1,100万トンから1,500万トンに引き上げたと発表した。世界的な景気回復で原料炭の需要が増加し、価格も上昇しているため。一方、コークスの生産目標は100万トンに据え置いた。

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NWRはまた、10年4月から11年3月までに合計550万トンの原料炭を複数の顧客企業に供給する契約を締結したことを明らかにした。供給量の約8割は1トン当たり平均163ユーロと、10年1-3月期の平均価格を58%上回る価格で供給する。残り2割については、四半期ごとに価格を見直す契約となっている。また、コークスは10年4-6月期で計338キロトンを供給する契約を締結。平均価格は255ユーロで、1-3月期を31%上回った。

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NWRはキプロスに本拠を置く投資会社RPGインダストリーズの100%子会社で、チェコ石炭最大手OKDを傘下に置く。2007年にロンドン、プラハ及びワルシャワの証券取引所に上場した。

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