ロシアの非鉄金属大手ノリリスク・ニッケルは4月29日、2010年1-3月期の生産実績を発表した。これによると、品目別の生産量はニッケルが前年同期比1.2%増の7万180トン、銅が0.8%増の9万6,574トン、パラジウムが16.9%増の69万トロイオンス、プラチナが13.4%増の16万トロイオンスに拡大した。なお、この生産実績には、プラチナとパラジウムの生産を手がける米子会社のスティルウォーター・マイニング・カンパニーは含まれていない。
\ノリリスク・ニッケルは、ニッケルとパラジウムの生産で世界最大手。プラチナ、ロジウム、銅、コバルトの生産でも世界有数の規模を誇る。主要生産拠点はロシアのタイムイル半島とコラ半島にあり、米国、オーストラリア、フィンランド、ボツワナ、南アフリカでも事業を展開している。
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