ハンガリーの製薬大手ゲデオン・リヒターが7日発表した2010年1-3月期決算の純利益は115億4,000万フォリントとなり、前年同期から46%減少した。フォリント高が利益の圧迫要因となった。
\売上高は前年同期比3.4%増の612億9,000万フォリント。ユーロ建てでは14.4%増の2億3,640万ユーロだった。国内売上高は2.1%増の87億2,000万フォリントで、医薬品市場のシェアは5.7%と4位につけた。
\国外売上高は14.6%増の2億390万ユーロ。国・地域別では欧州連合(EU)が6.0%増の9,000万ユーロ、独立国家共同体(CIS)が51.2%増の9,010万ユーロ、米国が46.4%増の1,200万ユーロ、その他の地域が7.3%増の1,180万ユーロだった。
\リヒターのボグシュ最高経営責任者は2010年通期の売上見通しについて、国内は前年比0~5%、ロシアが5%、ウクライナが20%、その他のCIS諸国が15%、EU新規加盟10カ国が5~10%それぞれ増収となる一方で、EU旧加盟15カ国は5~15%、米国が25%の減収になると述べた。(1HUF=0.42JPY)
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