2010/5/26

ロシア

ノキア、シスコがロシア新都市に進出へ

この記事の要約

ロシアのドボルコビッチ大統領顧問は20日、メドベージェフ大統領が肝いりで進めるハイテク新都市スコールコボに、フィンランドのノキアと米シスコシステムズが進出する見通しであることを明らかにした。両社は経済紙『ベドモスチ』の取 […]

ロシアのドボルコビッチ大統領顧問は20日、メドベージェフ大統領が肝いりで進めるハイテク新都市スコールコボに、フィンランドのノキアと米シスコシステムズが進出する見通しであることを明らかにした。両社は経済紙『ベドモスチ』の取材に、交渉が最終段階にあることを確認。政府は6月17日からサンクトペテルブルクで開かれる国際経済フォーラムの席上で正式決定されることを見込んでいる。

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スコールコボは、新エネルギーや情報技術(IT)、通信、バイオ、原子力などの分野で最先端の技術開発を促進するため、モスクワ南西郊外で近く建設が開始される新都市。政府は当初100億ルーブルを投資するほか、同所で働く外国人に税制や査証面での優遇を約束、外国のハイテク関連企業の進出を募っている。

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『ベドモスチ』紙によると、シスコのロシア支社広報は、スコールコボで通信設備機器を生産する計画を協議していると表明。ノキアのイェレーミン露代表は、同所に研究開発センターを建設する方向であるとともに、グループのエスコ・アホ上級副社長が新都市を運営・管理する経営陣幹部への就任を要請されていると語った。

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両社に加え、元会長のクレイグ・バレット氏がスコールコボ計画の共同責任者についている米インテルも、進出が有力視される。またロシア側は、米マイクロソフトのエリック・ラダー上級副社長にも誘致に向け接触したもようだ。(1RUB=2.8JPY)

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