2010/6/2

総合・マクロ

仏ラファルジュと墺ストラバグ、中東欧セメント事業を統合

この記事の要約

仏建材大手ラファルジュとオーストリアの建設最大手ストラバグは5月25日、中東欧のセメント事業を統合し、新会社を設立することで合意したと発表した。統合により営業コストや設備投資面でのシナジー効果を狙う。\ 新会社「ラファル […]

仏建材大手ラファルジュとオーストリアの建設最大手ストラバグは5月25日、中東欧のセメント事業を統合し、新会社を設立することで合意したと発表した。統合により営業コストや設備投資面でのシナジー効果を狙う。

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新会社「ラファルジュ・セメント・CEホールディング」は、ラファルジュが70%、ストラバグが30%を出資して設立する。ラファルジュのマナースドルフ(墺)、レツナイ(墺)、ツィジコビツェ(Cizkovice、チェコ)、トルボヴリェ(Trbovlje、スロベニア)の各工場と、ストラバグのペーチ(ハンガリー)工場を傘下に収め、セメント生産能力は年間480万トンとなる。両社によると、新会社は独禁当局の承認を経て統合手続きを完了し、2011年1月から営業を開始する予定だ。

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ラファルジュは世界78カ国で事業を展開する建材の世界的大手で従業員7万8,000人、09年の売上高は158億ユーロだった。一方のストラバグは従業員7万5,000人を擁し、昨年の売上高130億ユーロ。

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