2010/6/2

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ロムペトロル、精製能力拡大へ

この記事の要約

ルーマニアの石油大手ロムペトロルは、2012年までに精製能力を25%引き上げる計画だ。メラリエフ最高経営責任者(CEO)がこのほど、現地経済誌『ザ・ディプロマット』に明らかにした。\ ロムペトロルは、精製子会社ロムペトロ […]

ルーマニアの石油大手ロムペトロルは、2012年までに精製能力を25%引き上げる計画だ。メラリエフ最高経営責任者(CEO)がこのほど、現地経済誌『ザ・ディプロマット』に明らかにした。

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ロムペトロルは、精製子会社ロムペトロル・ラフィナレ(Rompetorol Rafinare)を通じて2つの製油所を運営している。メラリエフCEOは、ロムペトロル・ラフィナレの精製能力を12年までに現行の年間400万トンから500万トンに拡大すると表明し、「ルーマニアが石油製品市場として大きな潜在成長性を持っていることを考えると、このプロジェクトは非常に有望だ」と述べた。同CEOはまた、ロムペトロルが今後も精製、輸送、販売等の下流部門を事業の中核に据える方針を打ち出す一方、開発・生産、サービスなど新分野への進出にも関心があることを示唆した。

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ロムペトロルはルーマニアなど12カ国で事業を展開し、1,200カ所のガソリンスタンドを運営している。うち800カ所はルーマニア国内にあり、フランスとスペインが計150カ所、ブルガリアが55カ所、グルジアが51カ所、モルドバが19カ所となっている。同社は2007年からカザフスタンの国営石油会社カズムナイガスの傘下にある。昨年の売上高は51億6,000万ユーロだった。

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