ポーランド政府は6月30日、国内電力2位のタウロンの持ち株20%をワルシャワ証券取引所に新規上場した。欧州の信用不安が強まるなか需要は低く、新規株式公開(IPO)に伴う株式の売り出し価格は、仮条件下限の1株当たり5.13ズロチ。上場初日の株価も売り出し価格を1.8%下回った。それでも資金の調達規模は約10億6,000万ユーロとなり、欧州で今年4番目に大きいIPOとなった。
\政府は財政赤字補てんのため保有資産の売却を進めており、年内に約60億ユーロを調達する方針。4月に実施した保険最大手PZUのIPOは欧州で今年最大となり、市場からの調達額は約20億ユーロに上った。(1PLN=27.0JPY)
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