チェコ独占禁止局(UOHS)は13日、日本のパナソニックや東芝を含む世界の電機メーカー8社が価格カルテルを結んでいたとして、うち5社に総額5,179万コルナの制裁金支払いを命じたと発表した。1998年から2004年にかけて、カラーブラウン管(CRT)の機密情報を交換し、価格を取り決めていたとしている。今回の決定は第1次審査の結果によるもので、該当企業は不服申し立てを行うことができる。
\制裁対象となったのは、日本のパナソニック、東芝、松下東芝映像ディスプレイ、台湾の中華映管、仏テクニカラー(旧トムソン)の5社。制裁額はテクニカラーが1,386万ユーロで最も多く、東芝が1,173万ユーロ、パナソニックが1,037万コルナ、松下東芝映像ディスプレイが943万コルナ、中華映管が640万コルナ。韓国のサムスンSDIと中華映管は摘発への協力を認められて制裁がそれぞれ全額、半額免除された。
\韓国・LG電子と蘭フィリップスは2001年7月以前にカルテルから脱けたため、時効が成立して無罪となった。(1CZK=4.34JPY)
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