ポーランド国有財産省は19日、国内3位の電力会社エネアの売却先候補を3社から2社に絞り込んだことをウェブサイト上で発表した。同省はこれらの企業名を一切明らかにしていないが、ロイターやブルームバーグ通信の情報によると、仏エネルギー大手のGDFスエズ、仏電力公社(EDF)、ポーランドの実業家クルチク氏が率いるクルチク・ホールディングの3社のうち、EDFが脱落し、残りの2社が最終候補に残ったという。
\ポーランド政府は保有するエネア株式60.43%のうち51%を売却する。国有財産省によると、今月中に売却先を決定し、年内に取引を終了する計画だ。売却額は50億ズロチに上ると見込まれている。
\政府は今年、財政赤字の削減に向けて複数の国営企業を民営化し計250億ズロチを調達することを計画しており、エネアの過半数株式はその一環で売却される。
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