ポーランドの通信最大手のテレコムニカーツィヤ・ポルスカ(TPSA)と民放最大手TVNは14日、10年間の長期事業提携で最終合意した。サービスを充実させて顧客層を拡大するほか、投資コストの圧縮も図る。5年間で総額1億ズロチのシナジー効果(Ebitdaベース)を見込んでいる。
\今回の合意によると、TPSAはTVNの有料テレビ放送(衛星放送)の顧客にブロードバンドサービスなどを提供する一方、TVNからコンテンツの提供を受ける。両社はまた、テレビ放送技術分野でも協力し、新しいサービスを共同で商品化する計画だ。
\TPSAは昨年実施された携帯電話料金の大幅引き下げで収益力が低下しており、提携によるコスト削減やブロードバンドを使った新商品の導入で業績回復を目指す。TVNも今回の提携を通して、衛星放送の視聴料を広告収入と並ぶ主要収入源に育てる戦略を推し進めていく。
\