2010/12/15

ハンガリー

持田製薬、バイオ後続品でリヒターと包括提携

この記事の要約

持田製薬とハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは14日、バイオ後続品の開発・販売で包括提携したと発表した。持田製薬はリヒターのバイオ後続品の製品群を日本で独占的に開発・販売する権利を取得し、自社ブランドで販売する。同 […]

持田製薬とハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは14日、バイオ後続品の開発・販売で包括提携したと発表した。持田製薬はリヒターのバイオ後続品の製品群を日本で独占的に開発・販売する権利を取得し、自社ブランドで販売する。同社はそれと引き換えに、開発コストの一部とロイヤルティーを支払い、日本での製造・販売に関する承認手続きの費用を負担する。

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リヒターは以前からバイオ後続品の開発を重要戦略の1つに位置付けており、2016年をめどに世界市場に投入することを目指している。

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日本では昨年7月、ジェネリック大手の独サンド(ノバルティス子会社)が国内初のバイオ後続品となる遺伝子組み換えヒト成長ホルモン製剤「ソマトロピン」の製造販売承認を取得。今後の市場拡大が期待されている(ベルギー大手行KBCアナリスト)。

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GIA(Global Industry Analysts)の今年3月の報告書によると、米国・欧州・日本のバイオ後続品市場の規模は2015年に20億米ドルに拡大する見通し。08年にはわずか6,600万ドルだったことから、15年までの7年間で年平均64%の勢いで成長することになる。

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