ポーランド中央統計局(GUS)が15日発表した1月の消費者物価指数(CPI、速報値)は前年同期比で3.8%、前月比で1.2%増加し、前年同期比、前月比とも予想を超える上げ幅となった。中央銀行の目標値(1.5~3.5%)も上回った。12月のCPIは前年同月比3.1%増だった。インフレ加速で、3月に再利上げが実施される公算が高くなっている。
\年初の付加価値税引き上げを反映し、食品(4.8%)、住宅(5.1%)、運輸(7.1%)で特に上げ幅が大きくなった。
\一方、ハンガリー中央統計局(KSH)が15日発表した1月のCPI(速報値)は前年同月比では4%増加したが、12月の4.7%を0.7ポイント下回った。前月比では0.7%増で12月から0.3ポイント増加した。インフレが急激に進まなかったことから、金融政策委員会は21日、政策金利を6%に据え置いた。
\物価変動の激しい品目を除いたコアインフレ率は前年同月比で1.7%となり、前月水準を0.3ポイント下回った。前月比では0.1ポイント減の0.1%だった。
\前年同月比で上昇幅が大きかったのは食品(6.4%)、エネルギー(6.2%)、燃料・潤滑油など(6.2%)の3項目。一方で耐久消費財は1.6%のマイナスだった。
\前月比では食品(1.9%)と燃料・潤滑油など(1.2%)の値上がりが目立った。逆に衣料品は3%安くなった。
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