アイスランドの後発医薬品大手アクタビスは4億~5億ユーロを投じて、ポーランドやロシア、トルコで同業の買収を進める方針だ。ポーランドではPolfa Warszawaの買収を計画しており、近く同社の資産査定(デューデリジェンス)を行うという。クラウディオ・アルプレヒト最高経営責任者(CEO)がこのほど、独経済紙『ハンデルスブラット』紙に対し明らかにした。
\Polfaは2003年からポーランド国家財産省が100%出資する製薬系持ち株会社Polski Holding Farmaceutyczny(PHF)の傘下にある。同省はPolfaを年内に民営化する計画で、すでにポーランドの同業AdamedとPolpharma、中国のHarbin Gloria pharmaceuticals、ウクライナのArteriumが買収に名乗りを上げている。このうちポーランドの2社は資産査定も終了した。
\アクタビスは中東欧で、ブルガリア、ルーマニア、セルビア、トルコに生産拠点、ルーマニアに研究開発拠点を持つほか、リトアニアやポーランド、ロシア、ウクライナでも製品を販売している。
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