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2011/2/23

ハンガリー

電気自動車開発のブリクソン、ハンガリーに部品工場建設

この記事の要約

電気自動車(EV)の開発を手がけるハンガリーのベンチャー企業ブリクソンは、同国に部品工場を建設する計画だ。具体的な建設地はまだ決まっていないが、1,000~1,500平方メートルの敷地を持つ工場を今夏までに完成させ、70 […]

電気自動車(EV)の開発を手がけるハンガリーのベンチャー企業ブリクソンは、同国に部品工場を建設する計画だ。具体的な建設地はまだ決まっていないが、1,000~1,500平方メートルの敷地を持つ工場を今夏までに完成させ、70人を雇用するという。同社のSandor Horvath社長がこのほど、現地のMTI通信に明らかにした。

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オーストリアに本社を置くブリクソンは2007年5月に同社初のモデルとなる「Bontino」の開発を開始した。現在は受注生産だが、間もなくレンタルサービスをポツダム(ドイツ)とヴィリニュス(リトアニア)で開始する。詳細は4月末に発表する予定だ。

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レンタルサービス開始で需要増が見込めるため、5月には「Bontino」の量産を始める計画で、ハンガリーやドイツ、リトアニアなど欧州6カ国に組み立て工場を設立する方向で交渉を進めている。今回発表したハンガリーの部品工場では同モデルや充電ステーションなど関連インフラ設備の部品を生産する予定だ。

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また、今後は生産と販売を担当する子会社2社を設立しBEAは電気自動車とインフラ設備の研究開発に注力する方針。ハンガリーでまず40人のエンジニアを雇用することを計画しているという。

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