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2011/2/23

チェコ・スロバキア

VW、スロバキア、5年で10億ユーロ投資

この記事の要約

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は、スロバキアの生産事業に今後5年で過去5年の投資額の2倍に当たる10億ユーロを投資する計画だ。ブラチスラバ工場での自動車生産とマルチン工場での部品生産を拡大する方針。現地子 […]

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は、スロバキアの生産事業に今後5年で過去5年の投資額の2倍に当たる10億ユーロを投資する計画だ。ブラチスラバ工場での自動車生産とマルチン工場での部品生産を拡大する方針。現地子会社のアンドレアス・トストマン社長が先ごろプレスリリースで明らかにした。

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ブラチスラバ工場は現在、SUVの「トゥアレグ」、「アウディ・Q7」、「ポルシェ・カイエン」の生産を行っている。今年後半には小型車の新シリーズ「アップ(Up)」の生産も開始する予定だ。

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VWスロバキアの2009年の生産台数は、経済危機の影響で高価なSUV車の需要が落ち込んだため、前年比44%減とほぼ半減した。ただ、10年上半期は前年同期から43%増と回復。10年通期の生産台数は3月初めに公表される見通しだ。

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