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2011/2/23

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

独RWE、トルコでガス発電所を建設

この記事の要約

エネルギー大手の独RWEは提携しているトルコ同業Turcas Petrolと共同で、トルコ南西のデニズリにガス発電所を建設する。発電能力は775メガワット(MW)。総工費は約5億ユーロに上る見通し。現地子会社のアンドレア […]

エネルギー大手の独RWEは提携しているトルコ同業Turcas Petrolと共同で、トルコ南西のデニズリにガス発電所を建設する。発電能力は775メガワット(MW)。総工費は約5億ユーロに上る見通し。現地子会社のアンドレアス・ラートマッハー社長がこのほど、トルコ紙Hurriyetに明らかにした。

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今回の発電所建設計画は、RWEが2009年に競合の独最大手エーオンから取得した2件の発電プロジェクトの1つ。両プロジェクトともTurcas Petrol との共同事業であり、RWEは同社と設立した合弁会社に70%出資している。

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RWEは13年までにトルコを含む中東欧地域に9億ユーロを投資する計画。トルコではTurcas Petrol以外にも提携先を探しているほか、近く電力販売も開始する予定だ。

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トルコでは人口増や経済成長を背景に電力需要が拡大しており、エネルギー市場は今後、安定した成長が期待できる。また、政府は計1万6,000MW規模の発電所の民営化入札を計画しており、ハミタバトにある1,120MWのガス発電所が最初の民営化案件として間もなく売却される見通しだ。

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